津軽三十三観音霊場をめぐる旅 津軽西海岸観光

 鳥居崎(風合瀬海岸)

2017年9月21日

「道の駅ふかうら」に泊まったのだが、津軽三十三観音の次の札所は、津軽半島の内陸部にある。
さっそく11番札所に向かって車を走らせる…ところだが、少し観光していくことにした。今いるの津軽の西海岸は国定公園なのだ。
まず、道の駅は「鳥居崎」にあるので、海岸に下ってみた。
岬は、弁天島、大島などいくつかの岩礁から形成されていて、青森県では千畳敷と並ぶ景勝地なのだ。弁天島には鳥居崎灯台が立っていて、名前のとおり弁財天を祀る祠もある。
昨日と違って、今日は快晴で、真っ青な海と空が気持ちよく広がっていた。
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 千畳敷海岸
道の駅から少し車を走らせると千畳敷に着いた。千畳敷海岸は「日本の夕陽百選」に選ばれている景勝地で、寛政4年(1792)の地震で海床が隆起して出来た岩床の海岸なのだ。その昔、領内巡視で立ち寄った弘前藩主はここに千畳の畳を敷いて、2000間の幕を張って風景を眺望したという。
その後も太宰治、大町桂月など多くの文化人らが訪れ、この景観を称賛しているのだ。
すぐ近くにかぶと岩という岩礁があって、打ち寄せる波は白いしぶきを高くあげていた。


 北金ケ沢大イチョウ

千畳敷からさらに北上すると、北金ケ沢の大銀杏がある。
樹齢1000年以上、高さ31m、幹回り22mで、多くの気根・乳垂が垂れ下がっていることから「たらちねのイチョウ」と呼ばれている。古くから神木として信仰をあつめていて、お産をして、母乳不足で困っている女性に、乳を授けるありがたい樹としても広く知られているらしい。
この地は元享年代(1321)頃から応永年代(1400)に栄えた金井安倍氏の菩提寺の別院が建立されたと伝えられていて、伝説では古代の武将阿倍比羅夫がこのイチョウを植えたといわれている。




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