津軽三十三観音霊場をめぐる旅 | |
急いで御朱印をもらう | ||
2017年9月20日 ここから深浦までは5kmほどである。急いだら10番札所の参拝に間に合いそうである。大急ぎで深浦に向かって車を走らせた。 10番札所の円覚寺二王門前に着いたのは16時41分であった。参拝しようとしたらお寺の人が閉める準備をしていた。このお坊さんに納経は17時まで可能だよねと確認した。9番札所の御朱印もここでもらわなければいけないのだ。 先に御朱印をもらって、それから落ち着いて参拝をした。 |
境内には弘法大師の石碑があった |
四国の霊場と観音霊場はまったく関係ないはずなのだが、なぜかお大師様が本堂の中にも祀られていた。 でも、この円覚寺は真言宗醍醐派の寺院というから、まったく関係ないわけでもないのか… |
境内を散策 | ||
深浦といったら、私は小学校の頃の学校行事で、ここに来ているのだ。もちろんこの円覚寺は主要な見学場所だったのだ。 仁王門から石段を上ると、正面の大きな建物が観音堂で、「南無十一面観世音菩薩」と染め抜かれた赤い幟がたくさん立っている。正面の扉は一か所以外はすべて閉じられていて、読経していても、なにか急かされているようで落ち着かなかった。 本堂の左奥にはには立派なお堂があった。さすがに海上安全のお寺で、金毘羅堂というのだ。 薬師堂もあった。 ともかく、十番札所の参拝を終えた。 |
春光山円覚寺について | |
春光山円覚寺は大同2年(807)に坂上田村麻呂が聖徳太子作十一面観音像を安置して創建したと伝えられる。 貞観10年(868)に円覚法印により再興され、その後、豪族や弘前歴代藩主の厚い庇護を受けていたことが文献等に記されている。 海上交通が盛んになると、会場の安全を祈願する船乗りが数多く参詣し、船絵馬等を奉納して澗口観音として信仰を集めた。 これらは、室町時代初期の作といわれる薬師堂内厨子とともに国の文化財に指定されている。 |
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