■真言宗善通寺派 ■開基/弘法大師
■御本尊/薬師如来
仁王門をくぐると苔むす石段があって、途中には鬱蒼と茂るカヤとクスの巨木がそびえている。弘法大師お手植えといわれ、樹齢は1200年を超えるという。
     ■66番三角寺から 9.8km
     ■香川県山本町辻小松尾4209
     ■TEL 0875-63-2341


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5月7日(35日目)

このお寺は標高
880mにあるため、一般の参拝者はロープウェイで登ってくる。そのロープウェイ駅に向かう舗装された道を行き、すぐに別れる。
遊歩道が整備されていて、稜線をたどる道をしばらく歩く。朝は、今にも雨が降りそうだったのに、天気予報の通り晴れわたっている。快適な稜線歩きである。
稜線から下る。この下りの道は本当に長くて、標高
900mから、ほとんど0mまで下るのである。
途中の休憩ベンチからは海を眺めることができる。真っ青な海とそこに散らばる緑の島々が見える。すばらしい展望である。
観音寺市に向かって、どんどん下ってゆく。

人里に出て20分ほど行くと、右に白藤大師堂があった。普通の民家のような建物で、戸を開けて中を見ると、お堂になっていた。ガイドブックには宿泊可能とかかれているお堂である。ひとの気配がなかった。
山すそを巻いて、ゆるやかに右に曲がって行く。
このあたりは溜め池が多くて、きれいに晴れた青空を水面に映している。
爽やかな
5月の空だ。
遍路道は大興寺の裏手に着くのだが、遠回りをして山門から入ることにした。山門に着いたのは13時であった。
石段を登って行くと、カヤの巨木がある。堂々とした古木で、この寺の歴史を感じさせる。
参拝を終えてからは、来るときに確認した裏道から出た。


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溜め池が散らばる道を行く


白藤大師堂


山門に着く


カヤの巨木





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