BACK 66番 雲辺寺
5月7日(35日目)
このお寺は標高880mにあるため、一般の参拝者はロープウェイで登ってくる。そのロープウェイ駅に向かう舗装された道を行き、すぐに別れる。
遊歩道が整備されていて、稜線をたどる道をしばらく歩く。朝は、今にも雨が降りそうだったのに、天気予報の通り晴れわたっている。快適な稜線歩きである。
稜線から下る。この下りの道は本当に長くて、標高900mから、ほとんど0mまで下るのである。
途中の休憩ベンチからは海を眺めることができる。真っ青な海とそこに散らばる緑の島々が見える。すばらしい展望である。
観音寺市に向かって、どんどん下ってゆく。
人里に出て20分ほど行くと、右に白藤大師堂があった。普通の民家のような建物で、戸を開けて中を見ると、お堂になっていた。ガイドブックには宿泊可能とかかれているお堂である。ひとの気配がなかった。
山すそを巻いて、ゆるやかに右に曲がって行く。
このあたりは溜め池が多くて、きれいに晴れた青空を水面に映している。
爽やかな5月の空だ。
遍路道は大興寺の裏手に着くのだが、遠回りをして山門から入ることにした。山門に着いたのは13時であった。
石段を登って行くと、カヤの巨木がある。堂々とした古木で、この寺の歴史を感じさせる。
参拝を終えてからは、来るときに確認した裏道から出た。
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溜め池が散らばる道を行く
白藤大師堂
山門に着く
カヤの巨木
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