BACK 32番 禅師峰寺
3月28日(12日目)
さて、これからは海沿いに行くのだ。私は「桂浜」をめざすことになる。是非、坂本竜馬の銅像を見たいと思っているのだが。
初めは海岸の防波堤に沿った細い道を歩いていたが、腹もへってきたので県道にもどってローソンを見つけた。
ここで弁当を買って、朝飯兼昼食を食べる。この頃には完全に雨もあがって、青空が見えるようになっていた。やっぱり空が晴れてくると、心も明るくなって元気がわいてくる。
気を引き締めて車道を行くと、行く手に高い橋が見えてくる。これが桂浜に渡る「浦戸大橋」であった。
めちゃくちゃに高い。そのぶん私は登らなければいけないのだ。橋を渡るというよりは登って行くという感じで、中間を過ぎると今度はゆるやかに下って行く。
橋が終わるあたりで、桂浜への道との分岐があった。
坂本竜馬の銅像に会いたかったが、時間がないのであきらめることにした。すごく残念だ。
「四国百名山」を登るためにやって来るだろうから、そのときには必ず行こうと心に誓った。
ここからは、ひたすら海沿いの真っ直ぐな道を行く。
きれいに花が植えられていて、その花の色が鮮やかである。ただ、私は疲れ果てている。時々休憩しなければいけない。
最近、休憩の時は靴を脱いでしまって、足の底をマッサージするのである。アスファルトの道を歩き続けるのは本当につらい。
この広い花が植えられた道を4kmほど行くと、道路標識に右「雪蹊寺」と書かれている。これにしたがって右折し、30分ほど行くと川を渡り、その右に大きな瓦葺きの屋根が見えてきた。これが33番札所の雪渓寺であった。
時間は4時を過ぎていた。次の札所の種間寺には通夜堂があって、これに泊めてもらおうと思っていたのだが、これから種間寺まで歩くとすると、どんなに急いでも5時に間に合いそうもない。今夜はどこに泊まろう…と悩みながら境内に入った。。
雪渓寺には山門がなくて、時間の遅いせいか参拝者もまばらであった。静かに参拝ができた。
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禅師峰寺から、海を見ながら下る
防波堤に沿った道を歩いた
浦戸大橋
雪蹊寺の前に着いた
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