BACK 78番 郷照寺
5月9日(37日目)
郷照寺を11時少し前に出発すると、すぐに大東川を渡る。水門があった。
県道の裏道を行くのだが、このあたりが宇多津町の中心地なのだが、古い歴史を感じさせる家並みが続く。こういう遍路道は好きである。県道に合流するとて、高速道路の高架が近づいてくる。
この下でくぐって公園を突っ切ると、その正面にまっすぐに「本街道」が続いている。
この道は坂出の商店街につながっていて、やがてアーケード街になった。この商店街はめちゃくちゃに長い。でも、シャッターが閉まってる店も多くて、やっぱり景気ってよくないよなと思った。
アーケード通りを歩いて行き、右に坂出の駅を見てさらに行く。
12時半にJR線を渡って、坂道を登って行く。
右に池があった。これが弘法大師ゆかりの「八十場の水」。
ここから少し行くと、神社の境内に入る。79番天皇寺はどこだと探してしまのだが、この神社に付属するかたちで本堂が建っていた。かっては、神社に付属するかたちの寺院だったせいか、「高照院」と呼ばれることが多い。
この寺がなぜ「天皇」という名がついているかというと、保元の乱に敗れた崇徳上皇が坂出に流され、この地で崩御したことによるのだそうだ。
比較的小さな寺院で、参拝者も少ない。納経所は閉まっていて張り紙がしてあった。そこにはタクシーとか団体の納経は受け付けないと書いてあるのだ。
すごい、感動してしまった。私のような歩き遍路からしたら、拍手喝采である。
お参りを済ませて納経所に行ったらちょうど雨戸を開けている最中で、おかげで朱印がもらえた。境内の写真を撮ってそれから出ようとしたら、もう納経所は閉まっていた。
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宇多津町をゆく。水門があった。
JRの線路を渡る
八十場の水
これが天皇寺入り口
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