BACK 74番 甲山寺
5月8日(36日目)
善通寺の市街に入って行く。その途中に「仙遊寺」があったので、立ち寄った。58番札所の名前と同じで、紛らわしいのだが、このお寺は空海は幼少の頃の伝説が残っているのだ。さすがに空海の生まれ故郷である。
この仙遊寺の前の細い道をまっすぐに南に向うと、両側に立派な山門がたっている。ここが善通寺であった。
善通寺は、私が歩いてきた道を挟んで、西と東の両方に伽藍が並んでいるのだ。この「西院」「東院」の二つあわせて、75番札所善通寺なのである。
まず、歩いていった右、つまり「西院」にお参りする。
小さな堀を渡ると仁王門が建っていた。この門の向こうには屋根のかかった回廊があって、御影堂まで続いている。
御影堂が、一般の札所で言う「大師堂」である。
空海の生まれた地だけあって、その前には「稚児大師像」が立っていた。
この御影堂に納経して、仁王門に戻って行くと門の左に納経所がある。先に納経をすませてしまった。
道を渡って、東院に向う。
道から中門までは少し距離があって、その間には露店が並んでいた。縁日みたいである。
中門をくぐると、すごい伽藍である。広い境内にはすばらしく高い五重塔が聳えている。
本堂は、本尊に大きな薬師如来をまつっていた。堂内ではこの本尊の周りを一周できるのだが、そこには五百羅漢がおかれている。。
さすがとしか言いようのない。
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まず仙遊寺にお参りした
回廊を行く
御影堂(大師堂)
中門に向う参道
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