BACK 3番 金泉寺
2005年3月17日(初日)
3番札所金泉寺を過ぎると、少し疲れてきた。食事もしていないので休憩所はないかと思って歩いて行くと、ちょうどいい東屋があった。そこにはこの付近一帯のイラストマップ看板も立っていて、それを見るとこのすぐ近くに板野駅があるのだ。昨夜、列車の中から駅のベンチで寝ている人を見たが、それがこの板野駅であった。やっぱりあれはお遍路さんだったのだ。
ここでお湯を沸かしてカップ麺を食べた。
4番札所をめざす。この頃から小雨になっってしまって、傘をさして歩いて行く。
少し行くと線路を踏み切りで渡る。その前に古い遍路道の石標があった。遍路の歴史を感じてしまう。
さらに歩いてゆくと、「四国のみち終点」の標識を見つけた。これから遍路をしてゆくうえで、この「四国のみち」の指導標にはずいぶん助けられることになるのだが、その終点がこことは…。
3番から4番までの距離は5kmあって、1時間15分の道程である。町の中の細い道を行く。途中に墓地があって、そこにお堂があったのだが、これが「引導大師」の御堂なのだ。これから遍路をする中では「○○大師」というお堂をたくさん見ることになる。本当は、その一つ一つに納経するべきなのだろうが、このときはそんな気はまわらなくて、そのまま通過してしまった。
町の中の道をしばらく行くと、高速の高架をくぐったところで愛染院への指導標があった。ここからは本当に細い道になる。今までとはまったく違ったくねくねと曲がる細い道で、山道とかわらない。この区間の道は昔の遍路道そのままなのだ。
樹林の中の山道を行き、峠を過ぎたところに古い石標が立っていた。お遍路の歴史を感じてしまう。
道はしだいに北に向って、再び高速の高架をくぐって少し行くと、車道に合流した。すぐそこに山神神社がある。指導標がないので地図と照合すると、この車道を右に行くと4番札所ということがわかった。
傘をさしてこのアスファルトの道をゆるやかに登って行くと、ようやく行く手に山門が見えてきた。
大日寺である。
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四国のみち終点の標識があった
ここから山道に入る
小川に沿って行く
大日寺が見えてきた
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