板東三十三ヶ所巡礼.





 長谷駅から長谷寺へ
門前町通りの古い建物


境内に入るときれいな庭園


観音堂


大黒天堂


境内の見晴台


江ノ電で鎌倉に戻った

BACK 第三番札所 安養院田代寺

2009年9月6日

安養院からは疲れた足を引きずるようにして鎌倉駅に戻った。

次は4番札所の長谷寺に行くのだが、この寺には歩いて行ったことがあるので、今回は江ノ電で行くことにした。

 →鎌倉散策

鎌倉から3つ目の駅、長谷で降りる。今日は日曜なので観光客も多い。門前町をゾロゾロ、行列のように歩いて行って、長谷寺の山門前に着く。さすがに観光客でいっぱいであった。
このお寺の規模は大きくて、境内がすごく広い。外人の観光客もけっこう多かった。入場料を300円払って、境内に入る。今回は納経だけのつもりである。
拝観の入口から入るとすぐに池がある。池の右にある石段を上って行くと地蔵堂がたっている。この後ろにはすさまじい数の小さなお地蔵様がならんでいた。その入口には卍池があって、奪衣婆と懸衣翁の石像があった。三途の川に見立てているらしい。

地蔵堂の前でターンして石段を上ると広い境内に着く。大きな二層の屋根をもつ観音堂で、その両脇には大黒堂と阿弥陀堂がたっていた。
長谷寺の本尊は十一面観音で、高さ9.18mの立像が観音堂の中に収まっているのだ。日本最大の木造彫刻像である。養老5年(721)に徳道上人が一本の楠で2体の観音を刻み、一体を大和の長谷寺、もう一体は海に流したのだが、それが天平8年(736)に長井の浜(横須賀市長井)に漂着したので、徳道上人を招いてここにお寺を開いたのだ。これが鎌倉長谷寺の由来である。
中に入ると、拝観者を圧倒するような迫力で十一面観音が聳えたっている。その前には人がいっぱいで、ここでお経をあげるのはすごく恥ずかしかった。でも、朱印をもらうためには読経をしなければいけない。つぶやくようにして般若心経を読み上げた。読経を終えて御朱印をもらって、ほっと一息。
外に出る。
この観音堂のたつ境内はすごく広くて、その奥は海を見渡す展望台になっている。
ここからは鎌倉の海が一望できるのだ。
石段を引き返して弁天窟に行った。洞窟の入口には弘法大師が彫ったという弁財天が祀られる弁天堂があった。弁天窟は弘法大師が参籠したという洞窟で、中の壁面には弁財天の眷属である十六童子が彫られていた。

これで、今日の予定は終了である。14時少し前になっていた。あとは江ノ電で鎌倉に戻って、JRに乗り換えて大船に戻った。昨日と同じネットカフェに泊まって、明日は逗子の近くにある大楠山に登るつもりである。


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●宗派/単立(浄土宗) ●本尊/十一面観音菩薩 ●開基/徳道上人




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